レジデント3年目 初めての日記の担当
レジデント3年目を迎えて、初めてこの日記の担当が回ってきました。
昨年から今年にかけてはCOVID-19という未曾有のパンデミックが象徴的でした。ペストやスペイン風邪など、様々なパンデミックを乗り越えて人類は発展を遂げてきました。その度に克服し、抗生物質や種痘に始まるワクチンの開発、今回のCOVID-19では流行からわずか1年でmRNAワクチンが作製され、経口内服薬の治験も進んでいます。この日記を書いている時点で感染者は都内でも2桁となっており、明るい兆しが見えてきています。医療従事側でありながら、技術や科学力の進歩に驚くばかりです。
瞬く間に過ぎた1年半でしたが、こうした経験をできたことは医師として色々と糧になる面があったと思います。同時にCOVID-19という1つのウイルス感染症でも様々な画像所見を呈することや鑑別の難しさに悩む時もあり、画像診断の奥深さを再認識しました。
来年には放射線科認定医試験があります。より精進して、一端の画像診断医に少しでも近づけるように日々努力していきます。
写真は以前訪れた宮崎県の高千穂峡です。今まで行った景勝地の中でも素晴らしい景色でした。何の気兼ねもなく出かけられる日を待ち侘びて、引き続き診療に従事していきます。